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パーツフィーダとは? 動作原理とは? 駆動方式とは? 基本構想とは? 排出能力とは?
回転方向とは? 達成率とは?

パーツフィーダとは?1998/05/12
振動によりワークを整列・供給し、自動化・省力化に多く使用される機械であり、多くの自動化・省力化ラインで
活躍している。


パーツフィーダの動作原理とは?1998/05/12
基本的なパーツフィーダは、電磁石のON/OFFにより発生する力を板バネで増幅し、振動に変換する。
また、板バネの設定角度により、振動は方向性の有る振動に変換されるので、意図する方向にワークを
移動搬送する事が出来る。

パーツフィーダの駆動方式とは?1998/07/23
現在、普及型とされているものは、電磁石を利用した 電磁式 が有るが、圧電素子を利用した
ピエゾ式も最近ではシェアを広げている。

パーツフィーダの選別の基本構想とは?1998/09/03
パーツフィーダの選別は通常の場合、重力を利用して選別を行いますが、ただワークが落ちるのを待つ事はしません。
アタッチメントと呼ばれる通路を通る事で、通行を許可された姿勢のワークにのみ次のステップへ進む権利が発生し、ここで[NG]と判断される姿勢のワークは、重力を使い落下させて行く方法を取ります。
さながら双六でいう「スタートに戻る」という事です。
このアタッチメントは幾つもの種類・分類に分けられて、およその形状のものは選別可能ですが、最近はセンサを使用して選別する事も増えてきています。

排出能力とは?2000/12/17
排出能力とは、1分間にパーツフィーダから整列されたワークが排出される数です。仮に、排出能力20個/分の機械があった場合、3秒に1個必ず排出されるものではありません。パーツフィーダはたまたまタイミングが良いと、良品がバタバタっといくつも連なって流れたりします。その逆に、タイミングの悪い時は待てど暮らせど良品が排出されない事があります。したがって、ある一定時間で区切りをつけて排出数量にけじめをつけます。その時間単位が1分間です。通常のデータ取りでは、1分間計測を10回行い、各10回がそれぞれ規定数を下回らない場合、OKとします。また、機械の実力値は10回計測した数値の平均値を言う事が多いです。まれに排出能力のデータ取りを省略する場合がありますが、排出能力の2倍以上の実力値を持っている場合などは10回の計測を5回に省略する場合があります。

回転方向とは?2001/03/15
パーツフィーダ・デクスタには回転方向があります。「時計」「反時計」または「R」「L」などと呼ぶことがあります。これは機械を上から見てパーツフィーダ・デクスタの中をワーク(整列対象物)が流れ動く方向です。パーツフィーダを機械上面から見て時計の針と同じ方向に動いている場合は、「時計」・「R」と呼び、時計の針と反対方向に動いている場合は「反時計」・「L」と呼びます。ちなみに「R」「L」はRIGHT・LEFTです。モーターなどで軸回転方向を示す「CW」「CCW」を使い回転方向を示す事はパーツフィーダ業界の中ではほとんど有りません。

達成率とは?2002/05/20
通常の正常な使用状況下で、正常に供給されたワークの全供給個数に対する割合を達成率と言います。詰り・逆姿勢などの不具合回数を各発生のたび1回と数ます。
<例>
マシンタクト3秒の機械に取りつけてあるパーツフィーダの1時間における達成率は以下のように求めます。
3600秒(1時間)÷3秒(マシンタクト)=1200個排出/時間
詰り・逆姿勢発生回数 3回  1200−3=1197個(正常なOK品の供給個数)  の条件の場合

1197(正常なOK品の供給個数)÷1200(OK・NGを含めた全供給個数)×100=99.75%

したがって、この状況での達成率は 99.75% となります。

  注意:稼動率とは違います。